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１． Yes, I can. （詠み人知らず）
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「 Yes, I can. （詠み人知らず）」
できると思う心のどこかに
無理かもしれないと思う心があると
次から次に無理が出てくる。
負けるかもしれないと思う心があると、
そこであなたは負ける。
もうダメかなと思う心があると、
そこからあなたはダメになる。
失敗しそうだなと思う心があると
あなたは確かに失敗する。
成功している人を見なさい。
最後までそれを願い続けた人だけが
成功しているではないか。
そう、すべては「あなたの心」次第なのだ。
さあ、やってみよう！
強い人が勝つとは限らない。
すばやい人が勝つとは限らない。
要領や頭がいいだけでも勝てない。
Yes, I can.
「私はできる」そう信じている人が、 結局は勝つのだ！
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システムエンジニアの激務プロジェクト時代、
いつも心の支えにしていた詩でした。
失踪した前任者が２年半かけて作ってきたシステムを、
たったの３ヶ月間で作り直さなければいけないという過酷な状況の頃、
睡眠３時間、朝方３時退社の日々がつづいていたとき、
「もうだめかもしれない、無理…、いっそ投げ出したい」
と、何度も弱音を吐きそうになっていました。そんな時、
この詩を読んでは、「大丈夫。私はきっとできる。」と
自分に言い聞かせ、心をふるい立たせていました。
その後、たくさんの人々のサポートのおかげで無事リリースを迎えたとき、
この詩は私の宝物になりました。
ずっと私を支えパワーを与え続けてくれた詩だったからです。
今もし、壁にぶつかっていたり、あきらめそうになっていたり、
辛い思いをしていたりしている方がいましたら、ぜひこの詩を読んでみて
くださいね。たくさんのパワーを頂けるのではと思います。
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２．あなたにできること （ゲーテ）
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「あなたにできること （ゲーテ）」
あなたにできること、
できると夢みたことが
なにかあれば、
それを今すぐ始めなさい。
向こうみずは天才であり、
魔法であり、力です。
さあ、今すぐ始めなさい。
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やりたいことがあるけれどできるか不安、一歩を踏み出す勇気がない…、
そんなとき、ぜひ読んでいただきたいのがこの詩になります。
私がこの詩に出逢ったのは、システムエンジニアからセラピストへ
踏み出そうかどうしようか悩んでいたときでした。
踏み出したい、でもできるかどうか不安、
いざ踏み出してもうまくいかないかもしれない、
未来がないかもしれないとなかなか決心がつかなかったのです。
そんな時、この詩に出逢いました。
「向こうみずは、魔法であり、力です。」
この言葉に心射抜かれ、ふっと気持ちが楽になりました。
そうかもしれない…。準備万端でなくても「向こうみず」のまま走ったら、
魔法が起こるかもしれない…、その先に何かあるかもしれない…と
思った私は、何も考えずにあっさり会社を辞めてしまいました。
その後、紆余曲折はありましたが、今ここに至る自分を思うとあの時、
「向こうみず」のまま突っ走って良かったとしみじみ思うのです。
もし今、踏み出したくても踏み出せないというような葛藤の中に
いらっしゃる方がいましたら、この詩を参考にしてみてくださいね。
なんていったって「向こうみず」は魔法であり力ですから♪
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３．祝婚歌 （吉野弘）
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「祝婚歌」 吉野弘
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することになっても
非難できる資格が自分にあったか どうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとか
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
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期待しない、要求しないことの大切さ、
完璧でないこと、ふざけていることの素晴らしさを教えてくれるこの詩は、
読んでいるだけで心がふんわり温かくなっていきます。
いまこの時代、この瞬間を一緒に生きられることを愛しく感じながら、
生きていきたいです。
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